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Vol.54

万が一に備える! リフォームでできる災害対策とは

2019.2.20

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万が一に備える! リフォームでできる災害対策とは

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万が一に備える! リフォームでできる災害対策とは

近年、自然災害のニュースを目にすることが多いですね。
防災グッズを揃えて対策をしている人は多いことでしょう。
今回は、建物をリフォームすることでできる災害対策について詳しくご紹介します。

災害に備える① 地震対策

地震対策のリフォームには、耐震と免震、制震の3つの方法があります。
それぞれの特徴について解説していきます。

 

耐震リフォーム

 

耐震リフォームの目的は、住宅が地震の揺れに耐えられるようにすることです。
一般的には、内壁と外壁の間に筋交いを入れて耐震性能を向上させる方法をとります。
免震リフォームより簡単に済むのでおすすめです。

 

免震リフォーム

 

免震リフォームでは、地震の揺れを建物に伝えないようにする工事をします。
そのため、建物をジャッキで上げるなどして地面と建物の間に隙間を作り、そこに免震ゴムや鉄球などを設置するという、大規模なリフォームとなります。

 

制震リフォーム

 

制震とは、地震の揺れをダンパーなどの制震装置により吸収し、建物の揺れを抑えることをいいます。
制震リフォームは、装置を壁の中に埋め込む工事なので比較的簡単にできます。
マンションなどの集合住宅では大きな効果を発揮しますが、戸建て住宅ではあまり効果は期待できないので注意しましょう。

災害に備える② 台風・豪雨対策

台風や豪雨による窓ガラスの破損を防ぐため、シャッターや雨戸を活用しましょう。
それぞれの特徴をまとめてみました。

 

シャッター

 

シャッターは羽根の構造によって、大きく2種類に分かれます。
ブラインドタイプおよびスリットタイプと呼ばれるシャッターは、羽根の角度によって光を取り入れることができ、窓を開ければ通気できる特徴があります。
これに対してクローズタイプと呼ばれるシャッターは、窓をしっかり覆う構造になっています。
いずれもリモコンで開閉できるものがありますので、高齢者にもおすすめです。
工事は最短60分で完了しますので、災害への備えとして信頼できる工務店に見積もりを依頼してみましょう。

 

雨戸

 

引き違い雨戸も、シャッターと同様に採光や通気ができるものを選べます。
軽いアルミ製雨戸にすれば、開け閉めが簡単です。
雨戸は後付けが可能ですが、戸袋という収納スペースが必要となります。

災害に備える③ 防火対策

日ごろから火元の管理をきちんとしていても、近隣で発生する火事は防ぎきれません。
ここでは、防火対策に効果的なリフォームのポイントを見ていきましょう。

 

屋根

 

近所で火災が起きた場合、火の粉が降ってきて屋根に燃え移る可能性があります。
屋根からの延焼を防ぐために、耐火性の高い金属などの素材にリフォームすると良いでしょう。

 

外壁

 

火災は、壁伝いに広がる可能性が高いです。
そこで、外壁を窯業系サイディングにリフォームすることをおすすめします。
窯業系サイディングは、防火外壁材とも呼ばれ、建築基準法に基づいた防火性能試験では耐火構造・防火構造の認定を受けるほどの性能をもっています。

 

窓ガラス

 

通常の窓ガラスには、耐熱性はほとんどありません。
そのため、火災を防ぐために防耐火ガラスへ取り替えると安心です。
防耐火ガラスは、強化ガラスの約2倍の強度があり、火災の時でも破損しくいという特徴があります。

災害に備える③ 防火対策

突然やってくる大地震や台風、火災は避けようがありません。
今からリフォームをすることで、大事な住まいや命を守ることができます。
安心して過ごせる住まいをリフォームで手に入れましょう。