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Vol.46

リフォームでやっておきたい水害対策と、被害に遭ったときのポイント

2018.11.20

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リフォームでやっておきたい水害対策と、被害に遭ったときのポイント

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リフォームでやっておきたい水害対策と、被害に遭ったときのポイント

最近、大雨が連日続いたり、ゲリラ豪雨が頻発したりするなど、雨による自然災害が多数発生しています。
雨は家屋に深刻なダメージを与え、最悪の場合全壊などの被害につながる可能性があるものです。そうでなくても、浸水など、生活を脅かす被害を受けることもあるでしょう。
日頃から水害対策を行っておくことはもちろんですが、水害被害に最小限に抑えるには、水害に強い家に住宅をリフォームすることをおすすめします。

雨どいを豪雨に耐えられるものに替える

雨どいは、降った雨水を集め排水する役割を持っています。雨に強い住宅にするには、なによりもまずこの雨どいを豪雨に耐えうる強いものでしておくことが重要です。
雨どいは素材によってその効果や寿命にも影響します。
豪雨に強いものであれば、スチール製がおすすめです。
また、雨どいは気候によって劣化します。
猛暑が続くことで変形し、雨どいとしての効果が衰えてしまうことがあるのです。
そのような気候の変化に対応できる高対候性特殊樹脂を利用した雨どいも、万が一の豪雨対策になります。

屋根の下にルーフィングを入れる

屋根は真っ先に雨が降り注ぐ場所で、メンテナンスなどを怠っていることで、雨漏りがしやすくなります。
大雨が降り続いても雨漏りしない、雨に強い屋根にすることが必要です。
雨漏り対策として屋根に傾斜をつけるなどのリフォームがありますが、それに合わせて屋根の下にルーフィング(屋根の下に設置する防水シート)を敷くといいでしょう。
また、外壁も雨水を直接浴びる場所です。
防水性が高い壁材を使う、外壁の塗料を塗り替える、などして、水に強い外壁にするようにしてください。

窓を複層ガラスに

窓は外と内とをつなげる部位です。窓のサッシから雨水が侵入し、内壁を濡らしカビなどを発生させます。
雨水の侵入を防ぐ方法として、窓を複層ガラスに替えるというものがあります。複層ガラスにすることで雨水が内部に侵入しにくくなり、水害被害を最小限に抑えられるでしょう。
また、台風のような大風を伴う雨である場合、物が飛んできて窓を割り、そこから雨風が室内に侵入してしまうことがあります。雨戸やシャッターを設置することで、台風による被害も防ぐことができますので、参考にしてみてください。

水害に遭ったときのポイント

実際に水害に遭ってしまったときも、慌てずに落ち着いて対処するようにしましょう。
水害に遭ったときのポイントをご紹介します。

 

・浸水した場所にあるコンセントは使用しない
床上浸水などの水害を受けた場合、コンセントの穴の中に砂やゴミくずが混ざっています。
乾いたとしても絶対に使用せず、業者に点検してもらうようにしてください。

 

・食中毒に気をつける
浸水が起こると、細菌などが繁殖しやすくなります。
食中毒や感染症などになりやすくなりますので、浸水後は家にあった食べ物は食べないようにするなどしましょう。

 

・消毒する
前述の通り、浸水後は細菌が繁殖しやすくなっています。
水が引き乾燥したら、床や棚などの消毒をするようにしましょう。

水害に遭ったときのポイント

大雨災害はいつどこで起こってもおかしくありません。
日頃から家屋のメンテナンスなどを行い、しっかり大雨対策をとっておくことが大切です。
古くなっていると感じられる部分があれば、ここで紹介したことを参考にして、リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。