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Vol.13

外壁の劣化の症状と外壁リフォームのタイミング

2017.11.17

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外壁の劣化の症状と外壁リフォームのタイミング

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外壁の劣化の症状と外壁リフォームのタイミング

家の外壁は、雨や風、夏の強い日差しなどから中にいる私たちを守ってくれています。しかし、外壁にはそれらのダメージが蓄積されていくため、定期的なメンテナンスやリフォームが必要です。
ここでは、外壁が劣化してきたサインにはどのようなものがあるか、またリフォームのタイミングはいつ頃が適切かなどについてご紹介します。

外壁にあらわれる劣化のサイン

・外壁の色あせ
外壁の塗膜が劣化すると変色や色あせが起こります。急いで塗り替えをする必要はありませんが、外壁の劣化が始まっているサインですので、早めに塗り替えることをおすすめします。

 

・チョーキング
外壁に触れたとき、手に白い粉がついたという経験がある方も少なくないでしょう。
この白い粉が手につくことを「チョーキング現象」または「白亜化」といいます。紫外線や雨風によって表面が劣化することでこの現象がおこります。
放っておくと、外壁のひび割れやカビの発生につながるため、早めにメンテナンスしなければいけません。

 

・塗膜の膨れや剥がれ
外壁に施された塗膜が膨らんでいたり、剥がれていたりする場合も、塗膜の劣化が原因です。この膨らみや剥がれを放置すると、雨水が外壁内部に入り込み、ひび割れなどを引き起こす恐れがあります。

 

・ひび割れ(クラック)
外壁にひび割れができることを「クラック」といいます。
このクラックの幅が0.3mm以下のものをヘアークラック、幅が0.3mmを超えると構造クラックといい、構造クラックが見つかった場合は、早急に対応しなければいけません。
クラックを放置すると、ヒビに雨水が入り込み、カビだけでなく住宅の強度が低下する恐れもあります。

 

・シーリング材の塗膜剥がれやひび割れ
シーリング材とは、構造物の防水性や気密性を守るために隙間や継ぎ目にあてる充填剤のことです。
壁材の継ぎ目などでは、シーリング部分が劣化して亀裂が生じていることがあります。
シーリング材の劣化は、一度撤去してやり直す“打ち換え”や既存のシーリングの上に新たに充填する“増し打ち”で雨水の侵入を防ぐ必要があります。

 

・ガン肌
壁の塗面がでこぼこした状態になる劣化現象です。「ゆず肌」「オレンジピール」などとも呼ばれます。主にスプレー塗装で起こりやすい現象です。
あえてでこぼこにするデザインもありますが、その場合は欠陥ではありません。

 

外壁塗装リフォームのタイミング

外壁に現れる症状の中で、リフォームを行うタイミングとして適切なものがチョーキングです。
よく陽射しが当たり、雨を多く受ける場所で劣化が進みやすく、チョーキング現象が起きやすくなります。チョーキング現象があらわれたら、できるだけ早くメンテナンスを行いましょう。

 

また、欠陥が目で確認できていなくても定期的にメンテナンスすることが大切です。
外壁塗装の種類ごとに適切なタイミングが異なります。以下を参考にメンテナンスをしましょう。
・アクリル樹脂系 7~8年ごと
・ウレタン樹脂系 8~10年ごと
・シリコン樹脂系 10~15年ごと
・フッ素樹脂系 15~20年ごと
・木、鉄部 約5年ごと
・シーリング部 5~10年ごと

外壁塗装リフォームのタイミング

ご紹介したメンテナンスの期間は目安です。紫外線や雨風をどれだけ受けるかによって劣化のスピードは変化します。また全体ではなく部分的に劣化が進む場合もあるでしょう。
壁材のメンテナンスは、劣化のスピードが速い部分に合わせて行うことが大切です。

壁の劣化の症状は、素人の目で確認できる場合もありますが、判断が難しいことも珍しくありません。一度専門家に見てもらい、適切なメンテナンスのタイミングのアドバイスをもらうことをおすすめします。