玄関ドアは経年とともに劣化し、さまざまな不具合が生じるようになります。そのようなドアをリフォームで交換すると、どういったメリットがあるのでしょうか?
ここでは玄関ドアのリフォームを考えている方に向け、ドア交換リフォームのメリットや工事方法の種類などをご紹介します。
玄関ドアをリフォームするメリット
玄関ドアをリフォームすると、以下のようなメリットがあります。
防犯性が高まる
近年のドアにはオートロック式や指紋認証式など、防犯性を高めた製品が数多くあります。こうした高機能なドアにリフォームすることで、玄関からの不審者の侵入を防ぐことができます。
特に高齢のご家族や小さなお子さんがいるご家庭であれば、導入する価値は高いでしょう。
断熱性がアップする
古いドアは断熱性能が低いことが多いので「冬は寒く、夏は暑い」というケースも多いでしょう。断熱性能の高いドアへリフォームすることで、玄関が快適な空間へと変化します。
気密性がアップする
古いドアを使用しているとすき間が開いてしまって風が室内に侵入してしまうことがあります。玄関ドアをリフォームすることで気密性が上がり、すき間風の侵入を防ぐことができるでしょう。
もし「玄関がジメジメしているから、気密性が高いドアだとカビが心配」という方は、採風窓付きのドアを取り付ければ換気がしやすくなりますよ。
使い勝手がアップする
例えば一般的な開き戸ドアを引き戸にリフォームすると、少しの力で開けられるようになります。
高齢の方や小さなお子さんなどでも使いやすくなるうえ、ドア枠の段差も少なくなるため、ベビーカー、車椅子などが通りやすくなります。
外観を美しく見せることができる
玄関は家の顔ともいえる場所です。玄関ドアが新しくなれば、家そのものの印象もよくなるでしょう。
近年のドアはデザインや色のバリエーションが豊富なので、家の雰囲気に合わせたものを選ぶとおしゃれにみせることができますよ。
玄関ドアリフォームの工事方法
玄関ドアのリフォーム工事には大きく分けて3つの方法があり、それぞれ工事にかかる日数や方法などが異なります。
玄関ドアのみの付け替え
ドア枠はそのままで、玄関ドアのみを付け替える方法です。工事自体も手軽なので、半日から1日で工事が終わります。
ドア枠をかぶせる「カバー工法」
既存のドア枠の上から新しいドア枠をかぶせる工事方法です。付けるドアの大きさや開口は、今までのドアよりも少しコンパクトになります。
この方法も半日から1日あれば工事は終了します。また、枠を覆うだけなので工事費用もリーズナブルです。
玄関の間口を広げ、ドアを取り付ける
狭い玄関の間口を広げる工事の場合は、まずドア枠を取り外し、周りの壁を壊して新たなドア枠を取り付けて周りの壁を埋めていきます。この方法だと数日間は玄関から出入りすることができないうえ、外壁・内壁などの工事も必要になるので、大掛かりなリフォームとなります。
近年ではドアの交換のみであれば「カバー工法」を利用する方が大半です。
家の“顔”であるドアのリフォームをしよう
玄関ドアは、家の防犯性や機能性とも深い関わりがあるため、とても重要な部分です。特に高齢のご家族がいるご家庭の場合は、バリアフリー化を考えて使い勝手のよいドアへリフォームすることが望ましいでしょう。
防犯性や使い勝手、デザインなどを考慮してちょうど良いドアを選んでみてくださいね。