毎朝、窓がびっしょり濡れるほどの結露に悩んでいませんか?
そのたびに、窓掃除をするのは時間も手間もかかりますよね。
結露を放置しておくとカビやダニの発生源となり、人体に悪影響を及ぼす場合も
あります。
そこで今回は、結露対策として効果的な窓のリフォームについてご紹介します。結露で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ窓に結露がつくのか?
空気中には、必ず水蒸気が含まれています。
その水蒸気が冷えて水滴になる現象のことを結露と呼びます。
暖かい空気は、水蒸気を多く含むことができますが、冷たい空気はあまり含むことができません。
そのため、暖かい空気が冷やされると、余分な水蒸気が結露となって現れます。
つまり、室内の暖かい空気が冷たい窓によって冷やされることで窓に結露が生じるのです。
リフォームで結露対策1.窓ガラスを交換
大きな工事をせずに結露対策をしたい人は、窓ガラスのみを交換するリフォームがおすすめです。
この方法では、ペアガラスを用いるのが一般的です。
ペアガラスとはガラスを二重にして、二枚のガラスの間に空気の層を含んだものです。
空気はガラスに比べて断熱性があるので、外気の冷たさは室内に伝わりにくく、室内の暖かい空気は冷えにくくなります。
ペアガラスは通常の窓ガラスより幅が大きいため、既存のサッシにはまらない場合がありますが、専用の部品をつければ対応可能です。
他にも、薄いガラスを二枚使用することでそのまま取り付けられるペアガラスもあります。
費用は、ペアガラスのタイプや大きさで異なりますが、窓ガラスのみの交換であれば、平均的な価格は商品代で約3万円、工事代で約8千円ほどです。
リフォームで結露対策2.窓ガラスとサッシを交換
窓だけではなくサッシ部分の結露もひどい場合は、窓ガラスとサッシの両方を交換すると良いでしょう。
最近では、断熱性の高い樹脂のサッシが注目を集めています。
樹脂の断熱性は、アルミの約1000倍です。このようにサッシの断熱性を上げることで、窓ガラスだけを交換するよりも効果的に結露の発生を防ぐことができます。
サッシも交換するとなると壁を壊す工事をイメージしがちですが、その必要はありません。
平均的な費用は、ペアガラスが約3万円、サッシが約1万円、工事代が約10万円です。
リフォームで結露対策3.内窓をつける
結露対策に加えて防音や防犯効果も期待する人は、窓の内側にもうひとつ内窓を設置する方法がおすすめです。
マンションでも内窓の設置は可能な場合が多いので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、キッチン回りなどスペースが狭い場合、設置ができないこともあるので注意が必要です。
内窓をペアガラスにすれば、さらに断熱効果が高まります。費用は、ペアガラス約3万円、工事代約3万円が目安です。
結露対策において、窓の断熱性を上げることは非常に効果的です。
窓のリフォームにはいくつか方法があり、それぞれに特徴があります。
住まいの条件や費用によって、最適な方法を選ぶことが大事です。
窓をリフォームして、快適な住まいを手に入れましょう。