窓は空気の出入り口です。室外の空気と外の空気の多くが、窓を通って出入りしています。
冬に寒さが室内に入ってくるのも窓からですし、暖房などで暖めた空気が逃げていくのも窓でからです。
寒さ対策をするのであれば、まずは窓際から始めるようにしましょう。
ここでは、窓に施しておきたい寒さ対策についてご紹介します。
断熱シートを窓に貼る
最も手軽かつ低予算でできる窓の寒さ対策法が、窓に断熱シートを貼り付けるというものです。
窓に貼るだけで、窓から室内に入ってくる冷気を遮断することができます。
貼り方もいたって簡単です。両面テープで窓の内側に貼るだけ、作業時間も10分あれば完了します。
窓に貼るタイプの断熱シートはホームセンターで手に入りますし、価格も3000程度とお手頃です。
色付きのものもありますが、室内が暗くなることを避けるためには透明タイプのものをおすすめします。
断熱できるカーテンを設置する
厚手のカーテンを窓に取り付けるだけでも、大きな寒さ対策になります。
商品によっては3枚重ね縫製になっているなど、もともと断熱性を持っているものもあり、しっかりとした寒さ対策をしたいのであればそのような商品を選ぶといいでしょう。
厚手のカーテンに裏地を後付けすることでより断熱性を高めることもできますので参考にしてみてください。
また、冷たい空気は下の方にたまる特性があります。
つまり下から侵入してくることが多いということです。そのためカーテンの丈はできるだけ長め、できれば裾が床につくくらいの長さにすることをおすすめします。
サッシの隙間にシールを貼る
窓のサッシの隙間も、冷気が室内に侵入する経路のひとつです。サッシの隙間に「隙間ガードシール」を貼って寒さ対策をしましょう。
水に強いので窓が結露しても剥がれる心配はありませんし、開け閉めの妨げにもなりにくい優れものです。
この商品もホームセンターで手軽に手に入れることができ、窓以外にも玄関ドアなどにも設置可能。
隙間風がなくなるだけでも大きな寒さ対策になりますので、ぜひ試してみてください。
窓をリフォームする
寒さ対策として、リフォームで内窓を設置するという方法があります。窓を二重窓にすることができ、外から冷気が侵入するのをかなり防いでくれるようになります。
また室内の暖かい空気が室外に逃げてしまうのも防ぎ、暖房の効果を高めることが可能です。
リフォームとは言え簡単な作業で設置できますので、作業時間も1時間程度。価格も小さな窓であれば10万円以下に抑えることができます。
冬だけではなく夏の暑い時期にも断熱してくれるので、省エネ効果も考慮すれば、決して費用が高いとは言えないでしょう。
また、窓そのものを二重ガラス(複層ガラス)に交換するというのも寒さ対策におすすめの方法です。
サッシはそのままでガラス部分のみの交換になりますので、作業時間は内窓の設置よりも短いですし、一見すれば普通の窓と変わりがなく、お部屋の雰囲気に大きく影響することもありません。
寒い冬を快適に過ごすには、住宅への寒さ対策が大切です。
寒さは窓から侵入するものですので、ここで紹介したことを参考にしてしっかりと窓に寒さ対策を施すようにしてください。