リフォーム会社の選定の際には、数社から見積もり書を提出してもらうのが一般的です。
しかし、リフォーム工事というのは頻繁に行うものではないため、見積もり書のどのような部分に注目すべきなのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、リフォームの見積もりで、特にしっかりとチェックしておきたいポイントを4つご紹介します。
ポイント1:「一式」の表示に要注意!
リフォーム工事の見積もり書は、工事項目ごとに使用する部材の単価と数量、合計額が記載されるのが一般的です。
しかし中には、「床工事費一式」「電気工事費一式」など、「一式」として工事費用の見積もり額が記載されるケースがあります。
一式表示は工事内容や使用部材、数量などが不明瞭で、着工後にトラブルとなる可能性があります。
一式と表示されていた場合は、内容を確認するようにしましょう。
見積もり書に明細をきちんと表示しているリフォーム会社のほうが一式表示の会社よりも誠実であると言え、信頼できるリフォーム会社であるかどうかを見きわめるための判断基準のひとつにもなります。
ポイント2:型番および単価の記載があるか
使用する部材や設備について、メーカー名や品番、型番とともに、単価の記載があるかどうかを確認しましょう。
特にキッチン設備などの場合、型番が異なれば価格にも大きな差が生じることが少なくありません。
また、それぞれの項目に単価が記載されているかについてもチェックしてください。
記載もれがある場合や、明らかに高すぎる、安すぎるなどと感じた場合はリフォーム会社に確認しましょう。
ポイント3:数量に誤りがないか
数量や施工面積がきちんと記載されているか、それぞれが適切な数量になっているかについても確認してください。
施工面積については、リフォーム会社によって算出方法が異なることが多く単純に比較して適切な量であるかを判断するのは難しい場合もありますが、まずは明らかな間違いがなさそうかだけでもチェックするのが大切です。
他社の見積もりと比較して気になる点があった場合は、なぜ違いが出るのか説明を求めてみると良いでしょう。
ポイント4:諸経費が計上されているか
リフォーム工事には、材料費や施工費以外にも、現場管理費や交通費、通信費などといった諸費用がかかります。
会社によって内容や算出方法が異なるため、単純に比較できない部分ですが、一般的には工事費の10~15%程度で見積もられることが多いです。
他社と比較して明らかに高額だと感じた場合などは、どのような費用が含まれるのかなどを確認してみることをおすすめします。
リフォームの見積もり書で必ずチェックしたいポイントを4つご紹介しました。見積もり書の確認は、できれば担当者と一項目ずつ確認することをおすすめします。
気になる点やわからない点についてはきちんと説明を求めましょう。その際の担当者の対応の丁寧さなども、リフォーム会社を選ぶ際の判断材料のひとつとなるはずです。