リフォーム業者はお客様のリフォームに際し、細心の注意を払って作業をおこないます。しかし、世の中にはさまざまな原因によってリフォームのトラブルに遭遇した方も少なくありません。
今回はリフォームでよくあるトラブル例や、予防&対策法をご紹介します。
リフォームでよくあるトラブル例
リフォームのトラブルとして代表的なものは以下のとおりです。これらはほんの一例ですが、よくあるトラブルとして覚えておきましょう。
見積もり額より高額な請求をされた
リフォームの過程で作業工程や追加費用が発生するなどの変更点がある場合は、依頼主に報告し、どうするかを決めるのが筋というものです。
しかし、一部のリフォーム業者では、見積り時よりも請求額が高額になってしまうトラブルが発生しています。
仕上がりがイメージしていたものと違う
リフォームのトラブルの中でも比較的多いのが「外壁や内装などの色味がイメージと違った」というものです。
これはサンプルの確認ミスや業者の手違いによる施工等が原因として考えられます。
例えば濃い色の壁紙や外壁材などの場合は、面積が広くなると薄く見える効果があるので、このようなトラブルになりやすいのです。
依頼した内容と異なる工事をされた
リフォーム業者の中には、契約書なしで工事をおこなってしまう業者もいまだに存在します。
見積書や契約書なしで工事を進めるため、希望するリフォーム内容と異なった仕上がりになってトラブルに発展するのです。
引き渡し後に不具合が見つかった
引き渡し後のトラブルもよく報告されるトラブルの1つです。
例えば、引き渡しが終了してからリフォーム箇所に「すき間やヒビなどの不具合が見つかった」「水回りのリフォーム後にも水漏れが起きるようになった」などの事例です。
リフォームのトラブルの予防&対処法は?
リフォームのトラブルの多くは「確認不足」や「認識の違い」によって起こります。
リフォーム業者と綿密に打ち合わせをおこない、契約時と異なる作業や料金が発生する場合は、その都度書面でのやり取りをおこない、証拠を残しておきましょう。
また、より確実なリフォームを目指すのであれば、工事開始時や工事の途中、完成前の最終チェック、引渡しの少なくとも4回は作業の様子や仕上がりを確認することをおすすめします。
このとき、暗くなり始める夕方や夜ではなく、明るい昼間にチェックすることで作業漏れやミスに気が付きやすくなりますよ。もし作業中に違和感を覚えた場合はすぐにリフォーム業者と話し合い、対応を求めましょう。
業者が対応してくれない場合の対処法
リフォームに関するトラブルは、第三者機関に相談することで解決の糸口が見つかる場合も多いです。
例えば公益財団法人の「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」では、弁護士会・建築士会に所属している専門家に無料でリフォームのトラブル相談ができます。
また、居住地域の消費者センターでも相談を受け付けてくれますので、利用してみるとよいでしょう。
リフォームの際にはしっかり確認をおこなうことが大切!
リフォームを成功させるには、施工内容や見積金額、リフォームの仕上がりに関して人任せにせず、自分で確認をすることが大切です。もちろん全てのリフォーム業者が悪いわけではないのですが、ちょっとした見解の違いがトラブルに発展する可能性も少なくありません。
信頼できる業者を選んで、納得のいくリフォームを目指してみてくださいね。